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(33) 《これじゃげんなり・時制の一致-1》

テキスト(1)の批判もやっとここで第5講を終わることになるが、この講では時制の一致について簡単に触れる。

文例は下記の通りだ。

I think he is an excellent scholar.
I thought he was an excellent scholar.

She said to me, “He is wrong.
She told me that he was wrong.

We learned that the Russian Revolution broke out in 1917.
Francis Bacon said that knowledge is power.

説明には「主節の動詞が過去形になると、後ろにある従属節の動詞も過去形または過去完了になる。これを時制の一致という。しかし、時制の一致にも例外がある。例えば、従属節の内容が「地球は丸い」といった一般的真理は現在形、歴史上の事実は過去形が原則である」とある。

最後の「原則である」が一応逃げ道とはなっているが、なぜ一般的真理には現在形で、歴史上の事実には過去形なのかの説明がない。

しかも例外として述べてある。即ち、例の分からないままの暗記を強いる態度がここにも見られる。

先日、ある高一用のテキストを見ていたら “Who said I will not sit?” という下りがあった。 上の説明ではまた「この will が would にならないのが分からない」 という「アホの二乗」を作る。

時制の一致にも 「心理」 が絡む。 どの学習参考書にも上と同じような記述があるが、 これでは教える方習う方共々にこのままの状態が永遠に続く。

更に、 一番上の組になった例文を見せることがいかに生徒の頭を潰していることか。 その矯正法は後程お見せする。

[続]英誤診の p.140 と p.141 の一部を引用する。

日本では、 永遠の真理は、 現在時制で述べられなければならないと説かれている。

◎ Galileo was the first man to realise that the Earth
goes round the sun.
[地球は太陽のまわりを回っているということに気が付いたの
はガリレオであった]

しかし、 永遠の真理を表す場合、 過去形も正しく、 特に that 以下の内容の真偽に関して何らかの疑念 (doubt) がある場合、 過去形の方が好ましい。

◎The authorities refused to accept that the earth went
round the sun.
[時の権力者は、地球が太陽のまわりを回っているという説を認めなかった]

(中略)主節の動詞が過去であれば、that 節の動詞も(時制の一致によって)同様に過去で表すべきである、現在形を使ってはならないと考 えられている。(中略)

この規則は確かに妥当性があるが、実際には次のような文も一般的。

◎Mr Jones rang just now; he said he’s not coming to
work today.
[ジョーンズさんから今さっき電話があって、彼は今日は出勤しないということだった]
                             (引用終わり)

以上、同じ予備校から出ているテキストと学習書の内容を対比した。


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テーマ : 大学受験
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snack7

Author:snack7
関西の大手私立大学独文卒。JALスチュワードからパーサーとなるも7年で退職。元の独文の修士課程に戻り終了後短大のドイツ語非常勤講師などを経て、予備校英語講師となる。現在は在宅年金生活。1938年1月1日生まれ。

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