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英文法革命-(時制)

(4)《進行形の学習-1》

英語の元は古代ドイツ語である。ドイツ北部のアングル族・サクソン族やジュート族がブリテン島に押し入って、ケルト語をしゃべっていた原住民を蹴散らして山間の僻地に追いやって住み着いた。

現在のドイツ語は古い形をまだよく残しているが、英語は古代ドイツ語から、フランス語などの影響を受けつつ、現在のドイツ語とは違った形になって行った。

現在のドイツ語で英語の動名詞に当たるものは~ung という語尾をとる。 動詞の原形にこの語尾を付けると女性名詞となり、 完全な名詞扱いとなる。 即ち、 冠詞も付けば形容詞も付く。

一方、 現在分詞は~end という語尾をとる。 これは形容詞であって、 名詞に直接付くいわゆる限定用法しかない。 be 動詞の後ろに行って補語(進行形)となる用法はない。

英語になって、 この~ung 語尾と~end 語尾とが~ing 語尾一つになってしまった。

「何々している最中」 というのを古くは “be on/in ~ung”として be 動詞の後ろにはちゃんと前置詞付きの名詞があった。 この on/in が a と短くなって更に省略されたという。

即ち、 “be a ~ung"→“be ~ung" となって、この~ung 語尾が~ing 語尾のみになると“be ~ing”で「何々している最中」という形ができてくる。

この形を「進行形といい“何々しつつある”ということ」と入れてしまうと She came home singing. とか、 He sat smoking a pipe. といった形の文章がなかなか理解できないという結果を生む。

I kept walking to the goal.というのもこの形だ。 学校ではこの文型をSVCとしている事に注意。

この項では過去分詞のことは述べないが、 一度分詞を形容詞として見直して見るとよい。

形容詞の用法には「限定用法」と「叙述用法」の二つがあることはテキスト(1)の第1項にも書いてあるが、普通生徒の知識はここで発展が止まってしまう。

筆者はこの限定用法とか、 叙述用法とかという一目見ただけでは何のことだか分からないご大層な文法用語を嫌って、 形容詞の直接用法・間接用法と呼んでいる。

名詞に直接付くのを直接用法、 動詞を間に介して主語の説明をしている補語用法を間接用法と呼ぶのだ。

「補語」とは主語が「何であるのか」、 「どんなであるのか」を説明するものである。

以下の表で分詞は形容詞であることが分かろう。


   [直接用法(限定用法)]
 a. a brown bottle (茶色いビン)
 b. a shining bottle (光っているビン)
 c. a broken bottle (壊れたビン=壊されたビン)

[間接用法(叙述用法)]
 d. The bottle is brown. (そのビンは茶色い)
 e. The bottle is shining. (そのビンは光っている=光った状
態にある)
 f. The bottle is broken. (そのビンは壊れている=壊された
状態にある)
        

e や f の文章で 「状態にある」 ということは be 動詞が表す。

ビンは自分からは壊れず他から破壊されて壊れるので、 英語では受動を表す過去分詞を使う。

f の文の受動態を状態受動というが、 学校で受動態を習うと、普通は 「~される」という動作受動しか習わないことにも注意を要する。

e の文はSVとするよりはSVCとする方が応用が効く。 



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プロフィール

snack7

Author:snack7
関西の大手私立大学独文卒。JALスチュワードからパーサーとなるも7年で退職。元の独文の修士課程に戻り終了後短大のドイツ語非常勤講師などを経て、予備校英語講師となる。現在は在宅年金生活。1938年1月1日生まれ。

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