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(38)《仮定法-3》

仮定法過去形:仮定法現在時・未来時用の基本形

If + 主語 + 動詞の過去形 , 主語 + 助動詞の過去形 + 原形
(条件部 = 従属節)     (帰結部 = 主節)


英語では主節の方には必ず助動詞の過去形を入れて使う。 先に述べたように英語にも仮定法専用の動詞形があった時代には、 従属節・主節ともにその動詞の過去形を使うだけでよかった。

しかし、 その動詞形を捨てて直説法の動詞と同じ形の動詞を使うようになったので、 結論部 (主節) では 「~だろうに」 とか 「~できように」 とか 「~かも知れなかろうに」 という「気分」は助動詞によって付け加えることになった。

それで主節には would (人称によっては should), could, might を使う。

これをどうしても覚えない生徒が30%位は残るから注意。これは各助動詞の意味をよく理解して覚えていないからである。

先に見たようにテキスト(1)には仮定法過去形は未来時用にも使うことは一言も記してなく、その後ろの練習問題にも未来時用の練習問題は一題も入っていない。また、 「青少年有害図書」にもその方面の問題は入っていない。

それで、PEG よりこの文型が未来時にも使われている例文を引用してお目にかけておく。

If I had a map I would lend it to you.
(But I don't have/haven't a map.)
(地図を持っていれば、 君に貸してあげるのだが[しかし実際は持っていません])
[この場合、 意味は現在である]

If someone tried to blackmail me I would tell the police.
(But Idon't expect that anyone will try to blackmail me.)
(だれかが私をゆすったら、 警察に知らせるでしょう)
[しかしだれも私をゆするような人はいないと思います]
[この場合、 意味は未来である] (以上 p.302 より)

ここにはちゃんと 「意味は現在」 「意味は未来」 ということまで書いてある。

「ドブねずみ講師」 達は、 日本の定評ある参考書だけを頼りにするか、こういうものは読んでも(読みさえしていないかも知れないが)、 生徒同様、自分が学校で習ったことに合わないことは無視するのであろう。 そして、相も変わらず「長屋英語」を垂れ続けるのだ。

次も同じく p.302 よりの引用。

If a burglar came into my room at night I'd scream.
(But I don't expect a burglar to come in.)
(もし夜中に私の部屋にどろぼうが入ってきたら、 私は叫び声をあげるでしょう)
[しかし、 どろぼうが入ってくることはまずないと思います]

If you tried again you would succeed.
(もう一度やれば、 成功するだろう) [確実性のある結果]

If you tried again you might succeed. (もう一度やれば、 成功するかもしれない)
[可能性のある結果] (p. 304)

(We're going by air and) I hate flying.
If we were going by boat. I'd feel much happier.
([ぼくたちは飛行機で行く予定だが]ぼくは飛行機は嫌いなんだ。
船で行くならもっとずっと楽しいだろうに) (p.305)

自らの頭も「willは未来、未来だからwillになる」と固まっており、willの付いた動詞を「未来時制」としている「ドブねずみ講師」たちには、多分こういう文章が未来時を表しているとは、とても思えないのだ。

その理由は、これら仮定法のif節の文中にwillが全く入っていないからだ。

彼らのいう「if節、時を表す副詞節の中では未来のことは現在時制になる」という愚論は仮定法の文中でも、発話者の心理に従って行われるが、will が必要な場合にはIf … wouldという形が使われるのはIf … willで見たのと全く同じ文法に則って行われる。

こんなことはテキスト(1)にも「青少年有害図書」にも全く記されてはいない。

更に、一般の参考書にも記述はないのが普通だ。

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テーマ : 大学受験
ジャンル : 学校・教育

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プロフィール

snack7

Author:snack7
関西の大手私立大学独文卒。JALスチュワードからパーサーとなるも7年で退職。元の独文の修士課程に戻り終了後短大のドイツ語非常勤講師などを経て、予備校英語講師となる。現在は在宅年金生活。1938年1月1日生まれ。

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