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(41)《仮定法-6》

仮定法の基本形では、if節の方に動詞の過去形、又は過去完了形を用いるが、話の都合ではif節にも助動詞を使う必要が出てくる

例えばロックのスターを目の前にするとして 「私に英語が話せたら彼と喋れるのに」 といったケースだ。  

If I could speak English now, I could talk to him. (現在)
If I could speak English tomorrow, I could talk to him. (未来)
If I could have spoken English yesterday, I could have
   spoken to him. (過去)

だから 「もしこういうことにでもなれば」 と言うには 「ことになる」 を表す助動詞がif節に必要となる。 これには 「他者の操り」 を表す shall が必要だ。 ここから If ~ should の構文が生まれる。

だが、 まず初めに 「should の意味」をやらなければならない。

英語では常に 「自と他」 の対立を考えているから、 「willは自意志」を表し、 「shall は他意志」を表すのが基本だ。 他意志とは自分以外の所で決められたことで自分がもって行かれてしまうことだ。

例えば年齢だが、 自分の意志で年を取るのではない。 だから I shall be 60 next year. というのが本来の用法だ。

しかし、 この頃はshallに代わって will の方がよく用いられる。 「自然の成り行きの will」 としたのがこれだ。

ところで、 上図の吹き出しの中で “You shall die.” と言っているとしよう。

単純未来・意志未来という不適切な文法用語のお陰でこれを 「オマエは死ぬであろう」 だと思っている浪人が多いが、 そうではない。

「オマエは死ぬであろう」 ならYou will die. だ。

この shall は他意志で、 「オマエは死にたくなくてもオレが殺してやると思っているから、 オマエは死ぬことになる」 ということを表す。 訳すなら 「死んでもらいます」 である。

これ程えげつなく自己主張をしないで、 自分を否定して遠慮する気持ちが働くと should と仮定法になる。 だが言われた方は自意志ではなく、本人は他人の意見などに従うことに変わりはない。

(1) You should obey your parents in this case.
(常識・社会通念に従って)
([嫌かも知れないが]今回は両親に従うものよ)
[これを“べき”と訳している。少し訳し過ぎだ。]

(2) If he took the 8:00 train, he should be here by now.
(自然条件に従って)
(8時の汽車に乗ったのなら、もう着いているはずなのに)
[“はず”の should]
[He shall be here. とすると 「彼にはここに居てもらいます」 となる。 上記は発言者が、自分からの意見ではなく、「自然条件に従って考えると、こういうことになるんだが」という表現]

(3) If I should have the same terrible experience too, I may
   kill myself.
(もし私も同じ恐ろしい目にあうことになるなら、 自殺するかも知れない) (運命・天意などに従って)
[とても考えられないがと否定の気持ちを踏まえて“ことになる”の should 。 これを “万一” と意訳している]

人の口車に乗せられて動いてしまうのもこの should だ。

弁護士まで雇って旦那を放逐したエゲツナイ元の妻が、遠く離れた所に暮らす元の旦那に自分からのこのこと会いに来るわけはない。

しかし、周りの人から「よりを戻そうよと会いに行ってごらんよ。どんな顔するか面白いじゃない」と言われて来てしまうようなことを想定すると、元の旦那の方では

“If she should come to see me, I’ll kick her out.”

となるのである。

更に(何かの間違いで) 「~が~しようとは、~となろうとは」 という感情の should につながっていく。

cf. I am surprised that she should have done such a thing.
彼女がそんなことをしでかして驚いています。 (ジーニアス)


should は

(1)べき   (2)はず   (3)ことになる

の3義で大抵の場合の説明がつく。


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テーマ : 大学受験
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プロフィール

snack7

Author:snack7
関西の大手私立大学独文卒。JALスチュワードからパーサーとなるも7年で退職。元の独文の修士課程に戻り終了後短大のドイツ語非常勤講師などを経て、予備校英語講師となる。現在は在宅年金生活。1938年1月1日生まれ。

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