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(42)《仮定法-7》

If ~ should の使い方 : 現在用法

「型文法」では訳と形をただ暗記させるだけで、何を表すためにどう使うかを教えてはくれない。if ~ should に関しても同じだ。

まず [続]英誤診 p.162 から引用する。

◎If I should run into him, I'll tell him.
[もし、 彼に会うことがあれば、 彼に言います]

現代英語では、 この用法の should は一般的に直説法で使われる。 例えば、 上の文 の I'll tell him を I would tell him にすることはまれである。

次に挙げる例は古風な表現。

?▲If he shouldn't come, we would have to do without him.
(doesn't...will または didn't...would)
[万一彼が来ないとしたら、 われわれは彼なしでやっていかなくてはなら いだろう]
(引用終わり)

にも拘らず、 テキスト(1)、「青少年有害図書」ともに主節に would, should, could, might が入るとの注や説明を加えている。 こういうことで 日本では (井の中の) 「かわず英語」 が連綿と生き続けることになる。 そして生徒はそれとは知らずに学習するのである。

ALEX では、 この構文を p.386~p.387 で (表if) 構文として取り上げている。 そこを引用する。

「if+現在時制」 のかわりに、 「if+should (+動詞の原形)」 を使うと、 条件をより不確かなものにする。

If he calls, tell him I'll ring back.
If he should call, tell him I'll ring back.

主節は必ずしも命令文にならなくてもよい。

If I should see him, I'll ask him to ring you.

聞き手に対して、 丁寧に要求や提案をしたい場合や、 うまく何をすべ きか伝えたい場合、 「if + should...+ 命令文」 の形を用いればよい。

If you should write to her, send her my love.
If you should go to Nairobi, go and see the Snake Park.
(引用終わり)

PEU p.283 には 「この用法は、 命令、 忠告、 提案をするとき、 特によく用いられる」 とある。

PEG p.309 からも引用する。 引用文中の第1型とは直説法のこと。仮定法ではない。

「if + should」 を条件文の第1型に使って、if-節に含まれた事柄が、一応実現の可能性はあるが、 起こりそうもないことを示すことができる。 命令文と組み合わされることが多く、 おもに文字に書いた指示で
使われる。

If you should have any difficulty in getting spare parts
 ring this number.
(万一予備の部品の入手が困難な場合は、 この番号に電話をください)

If these biscuits should arrive in a damaged condition
  please inform the factory at once.
(万一このビスケットが損傷した状態でお手元に届きましたら、 ただちに工場へご一報ください)
(引用終わり)

if ~ should の構文は「実現の可能性のあること」(だがその可能性が少ないと思う気持ちを表すの)に使うのである。

(注)if~shouldの構文は、if~were toの構文と共に、一般の参考書には「仮定法未来時制」としてある。

「ドブねずみ英語」では英語には「未来時制」なるものが存在することになっているから、仮定法にも「未来時制」なるものが存在することになる。

筆者も学校ではこのように習ってそう信じていた。だが、これらは「if+過去形」で現在・未来用の形だ。

テキスト(1)では「仮定法過去の一種であるが、形に特徴があるので、ここにまとめておく」として「if+過去形」であると記してはいるものの以上の説明はない。

「青少年有害図書」にも『「if+S+were+to+do…」とほぼ同じ意を表す」』とあるだけで、両者ともif~shouldの形が現在時にも使われることは記していない。これは一般の参考書と同じだ。

ジーニアスのshouldの項Ⅲの語法 (3) にはIf you should be interested,I’ll give you a book. (もし興味がおありでしたら、本をさしあげます)という現在用法が載っている。if~should が現在・未来用の形だからだ。

if~were to do の方は be to do (不定詞の項参照)の仮定法版だからtoの意味からこれから先のことだけを表すようだ。

直説法では

Our dog is nowhere to be found.

という現在用法もあるのだが...


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テーマ : 大学受験
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プロフィール

snack7

Author:snack7
関西の大手私立大学独文卒。JALスチュワードからパーサーとなるも7年で退職。元の独文の修士課程に戻り終了後短大のドイツ語非常勤講師などを経て、予備校英語講師となる。現在は在宅年金生活。1938年1月1日生まれ。

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