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(43)《仮定法-8》

If ~ would という構文 : if節に助動詞の入るもう一つのケース

「型文法」 や 「笛吹き英語」 では will の意味を考えることなく、 一律に 「if節、 時の副詞節では未来のことは現在形になる」 としてしまうので、 if節には will は入らないとしている。

だから仮定法のif節に would の入るケースも完全無記入状態となっており、普通のテキスト・参考書には記述が全く抜けている。

生徒はこういうことを習わないままで出ていってしまう。 しかし、 長文の中には出て来るのである。 当たり前のことだが...

will の基本的3義は

(1) 本人の意志
(2) 予測
(3) 自然の成り行き

である。

このうち、 いわゆる 「if節では現在形になる」 ということで入らないのは(2)の予測の will だけだ。

再度記すが、 「もしこうならばこうする」 という時、 「もしこうならば」 とその条件だけに話を決めて述べているので 「だろう」 の will の入りようのない 「条件決定未来」 だからである。

「意志の will」と、 「自然の成り行きの will」とは if節の中に入る。 「will は未来」という「ドブねずみ頭」がこういうことも見えなくしてしまっているわけだ。

しかし、ジーニアス if の語法 (1) a) b) を見ればこんなことは書いてある。 PEU, PEG, ALEX にはいずれにも 「if節の will と would」 に関する項目がある。

「青少年有害図書」、テキスト(1)には全く見られないので、以下にその文例を引用しておく。(「青少年有害図書」の著者らの最新版にはやっと入ったことは前述のとおり)

(意志の will)

(1) 主語が二人称
相手に「~して下さるお気持ちがあれば」という依頼。will よりwould の方が丁寧というのは 「私の申し上げる筋合いのことではありませんが」 という否定の気持ちを踏まえて仮定法にするからである。

I'd be grateful if you would give me a little help.
(ほんの少し手伝っていたでけるとありがたいのですが)

Wait over there, if you wouldn't mind.
(もしよろしければ、 あちらでお待ちください)

Pass me the box, if you would.
(その箱を私に渡していただけますでしょうか)

[以上 PEU p.282 より]


(2) 主語が三人称
「本人がその気になれば... (その気がない)」 で仮定法。

If Tom would tell me what he wants for dinner, I'd cook it for him.
(トムが夕食に食べたいもの自分から言ってくれれば、 そのとおりの物を作りますのに)
[トムは自分から言おうとしない、 という含みがある]
(PEG p.308)

If he will/would/could only try harder, I'm sure he'd do well.
(ALEX p.397)
 
[上記の would は wish と仮定法にも使われるが、これも我々は学校英語では全く習うことがない] (後述)


(自然の成り行きの will)

If it will make you happier (as a result), I'll stop smoking.
([結果として] あなたが喜ぶのなら、 禁煙することにします)
[PEU p.282]
[後ろの will は「意志の will」]

「英文法がわからない!?」 の p.31 には、前記したように生徒の質問に答えて “「意志」 や 「後の結果」 を表すのなら If...will を使ってもかまいません”と記してある。

講師の質が違う。 読むべきものを読んで、しかも、それを生徒に教えている!!
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テーマ : 大学受験
ジャンル : 学校・教育

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プロフィール

snack7

Author:snack7
関西の大手私立大学独文卒。JALスチュワードからパーサーとなるも7年で退職。元の独文の修士課程に戻り終了後短大のドイツ語非常勤講師などを経て、予備校英語講師となる。現在は在宅年金生活。1938年1月1日生まれ。

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