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(47)《仮定法-12》

また “If ~ were to” の「形と訳」だけを暗記しても仕方がないので、何を表すためにどう使うのかを見てみる。

我々に与えられている学習参考書ではこの形は「実現の可能性がないことに対して使う」とあるのが普通だ。ALEX p.391 には次のようになっている。

─────────────────────────
If-節 : were to/was to 主節 : would/should など
満たすべき条件 → 起こりそうな結果
─────────────────────────
                      

主節に対してのっけから「起こりそうな結果」とある。我々の持つ参考書が示すズレが凄い。

文例と説明をも引用する。

If I were to(またはwas to)ask, would you help me?

I/he/she/it の後ろに were to を 用いるのは、 was to よりもより一般的である。 were to の方が、 述べられている内容をより仮定的で丁寧な言い方にする。


同所にあるその次の文例は起こりそうなこととして使ったものだ。

If I asked him, I'm sure he'd help us.
-Do you think he would?
Well, if I were to ask him nicely.

PEU p.283 の if ~ were to の項には次のように記してある。

この構文は、 未来における可能性があまり多くないような感じにさせる。 また、 提案をより遠慮がちなものにするのに用いることもできる。

What would you do if war were to break out?
(仮に戦争が起こるようなことになれば、 君はどうしますか)

If you were to move your chair a bit to the right we could
all sit down.
(いすをほんの少し右に動かしていただけると、 みんなが座れる
    のですが) (引用終わり)

この 「提案をより遠慮がちなものにする」 という解説など一般の参考書では全く見られないのではないか。

昔から定評ある学習参考書だけを頼りにテキストの問題に対する模範解答と解説を付けた教師用手引きには相変わらず昔通りの記述が載ってくる。

生徒はそんな解説を聞くわけである。 そして相変わらずの 「かわず英語」 が連綿と続いて行く。

生徒の方もそのような解説を聞くと「学校で習った通り言ってくれるのであの先生の説明は分かりやすい」 となり、 人気投票で○を付ける。

するとキキケケの方はあの先生は人気が高いから「間違いがない。いい教育をしている」と奉ることになる。

何ともアホゥな悪循環だ。 救い難い。

PEG p.303のみには、 この if ~ were to 構文は主としてかなり形式ばった文で使われるもので、 口語でも使われるが=の右側の方がずっと普通であるとしてある。文例は下記の通り。

If he were to resign ... = If he resigned ...
(もし辞任すれば)

If I were to succeed ... = If I succeeded ...
(もし成功すれば)            


この構文は If ~ should 構文と異なり、 主節は必ず would, could 等を用いた仮定法。

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テーマ : 大学受験
ジャンル : 学校・教育

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プロフィール

snack7

Author:snack7
関西の大手私立大学独文卒。JALスチュワードからパーサーとなるも7年で退職。元の独文の修士課程に戻り終了後短大のドイツ語非常勤講師などを経て、予備校英語講師となる。現在は在宅年金生活。1938年1月1日生まれ。

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