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(20) 《中三からのガン・現在完了-8》

have gone to と have been to

have gone to: どこかへ行ってしまって行った先に居る、 またはその途上
have been to: 行った先からどこかへ戻って来て行った先には居ない

He has gone to America.   
[彼はアメリカに行って向こうに居る]

He has been to the station to see her off.
[彼は彼女を見送りに駅へ行って来た = 今駅には居ない]

I have been to Iran several times.
[私はイランに何度か行ったことがある = 今イランには居ない] (経験)

行った先に 「居る」 「居ない」 の違いを出すだめに gone と been とを使い分ける。

have been to には 「行って来た」 と 「行ったことがある」 の二つの意味がある。

have gone to は 「途上」 をも表すということは学校では習わないから習得のこと。 PEU の p.103 に

Mary's gone to Nigeria. (メアリーはナイジェリアへ行った)
[彼女はそこにいる、 あるいは行く途中だ] とある。


現在完了と日本語とのズレ

机の上にお金を置いて一寸よそへ行って帰って来たらなくなっている。!!

(1)お金がなくなっている [現在完了]
(≒お金がない)

(2) お金がなくなった [過去]

と、 日本語ではどちらで言っても、言っていることに変わりはない。

現在完了形は実質的過を表すからドイツ語では過去のことには過去
形でも現在完了形でもどちらを使ってもよい。 どちらを使うかは地
域、 南ドイツと北ドイツ、で好みが違うという。

英語ではハッキリと「過去の時点を表す副詞」を使ったら have という「現在形」と合わないとして、 必ず過去形を使う。こうして現在完了形と過去形とを明瞭に使い分けることにした。

ここで日本語とのズレが生じる。 日本語では 「その本は10日前に買ってあります」と言うことができ、ドイツ語でもここは現在完了で構わないが英語ではダメである。


I have bought the book ten days ago.(×)
→I bought the book ten days ago.(○)
     
この日本語と合わない点だけは十分に注意して押さえておく必要がある。

日本語では 「いつそれをやったことがあるの?」と 聞いても別に問題はないが、 英語では when と現在完了は一緒には使えない。

この 「いつ」 は聞く方が過去の 「いつ」 という時を聞き出そうとしているから動詞は過去形でなければならない。

また just now には now が含まれているのに過去形の動詞と共にしか使わないのは、 この語句は 「今しがた・たった今」 という意味(直前過去)だからだ。

また、 常時を表す副詞 ever, never, always と過去形で「経験」を表す用法がある。

Did you ever see a tiger? = Have you ever seen a tiger?
( 「英語参考書の誤りとその原因をつく」(大修館) pp.410~411) [以後 「英参誤」 と略す)




(17) 《中三からのガン・現在完了-5》

予定外に現在完了進行形のことが先に入ってしまったが、PEU p.486 には 「現在完了進行形は、 特にやや一時的な行為や状況に用いられる。 やや永続的な状態について述べる場合には、 現在完了単純時制を用いる方が好ましい」 として次のような文例が挙がっている。

I've been living in Sally's flat for the last month.
(この1か月間私はサリーのアパートに住んでいる)
My parents have lived in Bristol all their lives. 
(私の両親は生まれてからずっとブリストルに住んでいる)

更に、 p.487 には 「現在完了単純時制は完了の概念を表すために用いられることが多い。現在完了進行形は継続を強調する」 とあって、 次のような文例があがっている。

I've been reading your book. (= I haven't finished it.)
(私はずっとあなたの本を読んできた [まだ読み終わっていない])
I've read your book. (= I've finished it.)
(私はあなたの本を読んでしまった 「読み終えた」)

このような気分上の違いを習得することは、 意味文法上大切である。

特に、

(1)日本語の 「~してしまう」を表す英語の動詞形は完了形であること
   (この面を取って何々完了という名前が付いている)
(2)継続を表すには完了形を用いること。これには単純形と進行形があって、
   その間に気分上の違いがあることには良く注意を払っておく必要がある。

ドイツ語では「何年間住んでいる」には単純現在形を使うから、継続に完了形を使うのは英語の方で発達した特異な用法であろう。 

 次ぎに、現在完了形と副詞を見る。現在完了形は 「現時点で~」を考える動詞形である。

(1)副詞を使わない場合:

a)(現在)~してあることだけを述べる:

Have you had lunch? (昼食は済ませてあるか)
I have read the instructions but I don't understand them.
  (私は指示を読んだのですが、 わからないのです)
                            (PEG p.246)
b)(~してあって)今どうなっているかを述べる:

The lift has broken down. (We have to use the stairs.)
    (エレベーターが故障したしまった) [だから、 階段を使わなければならない]
I've washed the car. (It looks lovely.)
  (車を洗いました) [もうきれいになっています] (PEG p.247)

c)(今までに)~したことがあることを述べる:

I have read the book. (私はその本を読んだことがある)

この用法は学校では 「経験を表す」 としか習わないが、 PEG p.247 では 「繰り返して起こりうることを暗示すると見てよい」 という。

I have seen wolves in that forest.
(あの森でオオカミを見ました [見たことがあります])

この例では今でもその森にオオカミが見られることを暗示しているとある。


英文法革命-(時制)

(8) 《進行形の学習-5》

(1) 副詞を伴わない場合: 「~は~しつつあった、 そして~は~
しつつあった」等

英語の動詞・助動詞には現在形と過去形しかない。過去を表す副詞があれば過去形を使う。現在形に現在を表す副詞を使えば文章時は現在となり、未来を表す副詞を使えば文章時は未来となる。

言わなくても分かる、 又は言う方にそれを言う気がない場合には副詞を言わない。進行形もこの3つの時間帯にそれぞれ所属する。

 (1) I bought it yesterday. (それは昨日買った)
 (2) I bought it in Kyoto. (それは京都で買った)

(1) の文章では 「昨日」 が言いたいから yesterday を言った。
(2) ではものを持っていてどこかで手に入れたことは見る方にも明らかで、 言う方に 「いつ」 を言う気がなく 「どこで」 だけが言いたくて言ったまでのことである。 英語でも日本語でもここの心理は同じである。

過去進行形を使った文に過去時を表す副詞がない場合、 それは 「私が見たとき」 ということは言わなくても聞く方には暗黙のうちに了解できるから言わないのである。

(1) I saw him. (私は彼に会った) →これを副詞節にする

(2) When I saw him, (私が彼に会ったとき) →過去時を表す副詞になる

(3) When I saw him, he was talking to her.
(私が彼に会ったとき、 彼は彼女と話をしていた)
[when節という過去を表す副詞節があるから、was talking という過去進行形が使われる。いわゆる 「時制の一致」 (=時間合わせ) が成立]

(4) He was talking to her.
 (彼は彼女と話をしている最中だった)
[特に 「私が彼に会ったとき」 は言わなくても聞く方には分かる]

(5) She was washing up the dishes and he was watching TV.
(彼女は皿を洗っており、 彼はテレビを見ていた) [同時進行]

この (5) の形は物語の場面描写に使われる。 「作者がその場を見たとき」 は入れる必要がないし、 一々入れると変である。 (実例英文法第4版-以後これから引用するときにはPEGと略する-p.242 から引用する)

A wood fire was burning on the hearth, and a cat was sleeping in front of it. A girl was playing the
piano and (was) singing softly to herself. Suddenly there was a knock on the door. The girl stopped playing. The cat woke up.
(いろりにまきの火が燃え、 その前でネコが眠っていた。 少女がピアノをひきながら、 ひとり静かな声で歌を口ずさんでいた。 突然、 ドアをノックする音がした。 少女はピアノをやめ、 ネコは目を覚ました。

この文例の前に 「物語の進行 (単純過去) とその背景になる場面描写 (過去進行形) とを比較されたい」 とある。 文学作品等を使った入試長文でこのような所が出て来たらこのように思って読むとよい。

ここでも単純過去形と過去進行形で時間合わせができている。 日本語では「彼が家に入るのを見た」 と現在形と過去形が混在し得る。

これと英語の表現の仕方とはズレるが、 英語は考え方が数学であるから過去のことには過去関連形で通す。 単純明快である。


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07/23のツイートまとめ

zawadix

ある時、専門学校で「鳥は飛ぶ」を黒板に書いてもらったところ、Bird is fly. と書いた者がいた。これで高3までの6年間を過ごしてきたわけだ。彼にとって学校の英語の授業はどんなものだったのだろうか?「実感体験・発話」で指導するGDMで育てた小学生でも考えられないヒドサだ。
07-23 21:24

「訳すこと」がいけない。英語の本質を教えることは無縁になるからだ。This is a book. を「これは本です」と「訳す」とisが日本語の「は」に当たるように見える。それで、これも既に中一で「彼は学校へ行く」をHe is go to school.と書く者がいた。
07-23 21:12

だが、中一の時に「it には"それ"」「the には"その"」という「訳語」が焼き付けられる。だから生徒は英語にも、日本語と同様に、「その」という言葉があるものと信じ込んでしまう。それで、中一の一学期半ばで既に「その本」を it book と書く者が作られているのを見て知った。
07-23 21:03

英語には「それ」という考え方は無い。だから「それ」という単語も無い。日本語には「これ、それ、あれ、どれ」という言い方があり、「これ」は自分の範囲内のもの、「それ」は相手の持っているもの、「あれ」はそれ以遠のものを指すのに使う。英語にはthisとthatしか無く「それ」は無い。
07-23 20:54

07/22のツイートまとめ

zawadix

自分はこのテキストによって「ドブねずみ英語」で固まっていたアタマを叩き割られた。40歳頃のことだったが、それから英語の学習の仕方が変わって、やり直し始めた。しかし、この「聖書」はこれだけを眺めていてもダメだ。その裏に流れる理論を教えてもらう必要がある。それが残念、困難なのだ。
07-22 17:35

自分がこんな事を書けるようになったのはGDM(Graded Direct Method)という指導法を習ったからだ。これに使うテキストはYohanから出ている"English Through Pictures"(日本名"絵で見る英語"・3巻)だが、これ程真剣に熟読した本はない。
07-22 17:28

文字という「記号」で書かれたものを読んで状況が理解できる段階に成長するのだ。これが一番「抽象度」の高い段階だ。日本の「学校英語」では文字から入って「訳し」、文法という「交通規則」に従わせる。言語習得の段階を完全に逆にやっているから、「日本人は英語ができない」。実感体験設定をせよ。
07-22 17:20

人は熱いものに触れて「熱ッ」と同時に発話して言葉を覚える。この「実感体験+同時発話」を何度も繰り返すと、次に「テレビの段階」に入れる。自分はその場に居なくても、目と耳からの情報で物事が理解できる。その上は「ラジオの段階」だ。音だけの刺激で現場が分る。更に進むと「文字の段階」だ。
07-22 17:14

昨日は物質名詞の定義を書いたが、あれは「ドブねずみ教師」に示したものだ。どだい「物質名詞」などという文法用語を覚えさせること自体が不要だ。本国の幼児はそんなことなど何も知らないでmilkとbookを使い分けるからだ。こうなるように指導するには「実感体験」と「同時発話」から入る。
07-22 17:05

プロフィール

snack7

Author:snack7
関西の大手私立大学独文卒。JALスチュワードからパーサーとなるも7年で退職。元の独文の修士課程に戻り終了後短大のドイツ語非常勤講師などを経て、予備校英語講師となる。現在は在宅年金生活。1938年1月1日生まれ。

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